こんにちは、はくさん英語塾の敕使河原です。
明日から新学期スタートの方も多いと思いますが、
新しい環境でのスタートを思いっきり楽しんでくださいね。
さて、今回は名詞の捉え方後編です。
前回、名詞を目の前にしたら必ず確認してほしい3つの事項について
お話ししました。
① 数えられる名詞か数えられない名詞か
② 特定のものかそうではないか(a/an? the?)
③ 複数形で書くべきか、単数で書くべきか
いきなり「これはaがつくの?theなの?」
「単数形?複数形?」と
悩んでしまう方が結構多いのですが、
いきなり結論にジャンプしてしまうと、
判断がさらに難しくなってしまうので、
一歩一歩進めていきましょう。
①までの詳しい解説は前編をご確認ください。
今日は続きから解説していきます!
★ 特定のものかそうではないか
そうなんです、ここが結構難しいポイントなんです。
「特定のもの」とはどういう意味かなんですが、
ここでは名詞 dog(犬) を例に挙げてみましょう。
特定のものとは、個体として識別できるとき(あの犬、その犬など)
特定のものでないとは、犬なら何でもOKというときです。
例えば「犬を飼いたい」と言いたいとき、
もしまだどんな犬を解体か全くわからないけれども、
とりあえず犬が家で待っていてくれたら幸せだろうな、、、というときは
I want a dog.
一方で、すでにめぼしい子をチェック済みで
他の犬ではなくその子が欲しい!という状態のときは
I want the dog..
となります。なんとなくわかりますか?
また、既に文脈に登場しているヒトやモノを指す時もtheを使います。
例えば、
Do you know Lily? I love the girl so much.
(リリー知ってる?私あの子大好きなの!) Lily=the girl
などです。
そして、前回のブログで
「単位がはっきりわかるもの=数えられる名詞」と言いましたが、
数えられるか非常に微妙な名詞ってありますよね。
例えばability(能力)は数えられる名詞なのですが、
どこからどこまでを1能力とするか曖昧なので、
the ability to speak English. (英語を話す能力)
と明確に説明してtheを頭に着けることが多いです。
そして意外と忘れがちなポイントを最後にお伝えします。
もし特定のものではない時で1つのモノを指すときには、
数えられる名詞の場合は頭にa/anをつけます!
数えられない名詞の時にはそもそも1つという概念がないので
何もつけなくて大丈夫です。
つまり、an apple/the apple/apples/the applesはOKですが、
appleだけ宙ぶらりんになることはないということ。
ここ、結構忘れがちなので要注意です。
★複数形で書くべきか単数形で書くべきか
数えられる名詞の場合は、最後にもう1ステップあります。
ずばり、単数形で書くか複数形で書くかの選択です。
例えば1匹の犬なら a dog, 2匹の犬なら two dogsとなりますね。
数量(何匹か)が明確な場合はわかりやすいのですが、
例えば、「私犬が好きなの」と言いたいときの
「犬」について考えてみましょう。
これは単数でしょうか、複数でしょうか。
犬という動物を集合的に言い表す「犬」と言いたいときは、
英語では複数形にするのを忘れないように!
I love dogs. (私、犬が好きなの)
よく I love dogで止まってしまっている場合が多いのですが、
先ほど言った通り数えられる名詞は宙ぶらりんになりませんよ。
英語は非常に単純な文法構造で、
たくさんの人が習得しやすい言語となっていますが、
名詞に関してはたくさん考えることがあるので奥が深いんです。
また、複数形を使うかやaとtheのどっちを使うかで、
書き手の個性が出るのも面白いところかと思います。
ぜひ名詞の感覚を鍛えて、英語をさらに自分のものにしてみてください。
次回は、ビック?なキャンペーンのお知らせを予定しています!
どうぞお楽しみに!
Risa Teshigahara
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