こんにちは、はくさん英語塾の敕使河原です。
いよいよ4月が始まりましたね！
天気も春らしくなって、少しずつ日も長くなってきた気がします。
さて本日も英語学習のヒントをお届けします。
今回のトピックは「名詞」です。
名詞＝モノ・ヒト・コトの名前ですね。
当たり前のことですが、わたしたちは伝えたいことを
正確に相手に伝える＝同じビジョンが共有できるように、
目に見えるものや思ったこと、芽生えた感情など、いろいろなことに名前を付けて、
コミュニケーションをしています。
例えば、John has books (ジョンは本を持っている)と言ったときに、
聞き手がジョンが鉛筆を持っている姿を想像したりしないよう、
紙を束ねて中に文字を印刷したものにbook(本)と名前をつけているわけです。
というわけなので、私たちの世界は名詞に満ち溢れています。
さらに、名詞は主語や目的語など、様々な文の要素としても使えるため、
とても重要な文法事項なんです。
一方で、例えば冠詞(a/ the)にするか、そもそも数えられる名詞なのか、
複数形で書くか単数形で書くか…など、
感覚的に理解することが求められることが多いので、
先生泣かせな文法事項でもあります。
確か学校でもさらっと流されていたような記憶が…
名詞については本当に細かいルールも多いので、
完全に使いこなせるようになる必要はないのかなとも思いますが、
名詞の捉え方を学ぶことで、
「ネイティブスピーカーの感覚」に近づくことができるようになります。
今回まずはここだけしっかり押さえておきたい基本をご紹介するので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
★ まずは基本！3つの質問を思い浮かべる
名詞を目の前にしたら自動的に次の3つを考える癖をつけましょう。
① 数えられる名詞か数えられない名詞か
② 特定のものかそうではないか（a/an? the?)
③ 複数形で書くべきか、単数で書くべきか
例えば dog （犬） で考えるとこんな感じになります。
① 犬は1匹2匹…と数えられる
② 別にどの犬というわけでもなくとりあえず犬のことが言いたいのか、
はたまた隣の家のポチのことを言いたいのか。
※既に話に出てきている犬のことなのか？というのも重要です
③ 何匹の犬についての話なのか（1匹？2匹以上？）
なかなか文章だと伝わりにくくて恐縮ですが、
まずはこの3つの質問を自分に問いかけてみてください。
それが英語の名詞の感覚を理解するための第一歩です。
日本語は英語ほど1つの名詞が含む情報量が多くないので、
この感覚を理解するのはとても難しいのですが、
まずは無理やりにでも習慣にしてしまいましょう。
また、意外と見落とされがちなポイントですが、
英作文など実際に自分の言いたいことを表現する場面ではもちろん、
読解問題など誰かの書いた英文を読み解く際にもこの感覚は重要です。
この名詞の感覚を理解して初めて、「この代名詞は何を指しているか」
「この節（関係代名詞節など）は何を説明しているか」など、
英文中の前後関係を正確につかむことができるようになります。
（この話も長くなってしまうのでまた次回！）
★ 可算名詞と不可算名詞の捉え方
日本語は可算名詞と不可算名詞に対しても英語ほどこだわりが強くないので、
意外と理解するのは難しいのですが、
この要素は英語にとっては次の判断をする際に非常に重要になってきます。
① 冠詞をつけるかの判断（特定のものではないかつ1つのものの場合、a/anが必要）
② 後にくる動詞の判断（be動詞は何を付けるか、また三人称単数現在の場合はsが必要）
③ 代名詞の判断（she? he? it? they?)
※言い換えの場合も単位を合わせる！（例：dogs（複）= the lovely creatures（複））
可算名詞と不可算名詞については、
その名の通り「数えられるか数えられないか」というのが一番わかりやすい説明ですが、
個人的に一番考えるのは「単位が明確かどうか」ということです。
例えばdogやbookなどは、どこからどこまでが1匹／1冊か＝他のものとの境界が明確なので、
可算名詞であることが容易にわかります。
一方でwater, wineなどはどこからどこまでが1かわからない＝境界があいまいですよね。
こっちで勝手に単位を決めるわけにもいかないので、数えられない名詞となります。
ただし、breadやfishなどの例外もあるので注意してください。
ここでの例外は理屈で理解するのが難しいので、そのまま覚えてしまいましょう。
また、辞書で単語の意味をチェックするときにも、
可算か不可算かなんとなくチェックする習慣が身につけばベストです！
ここまでではじめの一歩という感じですが、なんとなくおわかりいただけたでしょうか？
文章だけだとなかなか伝わりにくい部分もあって恐縮ですが、
まずは
① 数えられる名詞か数えられない名詞か
② 特定のものかそうではないか（a/an? the?)
③ 複数形で書くべきか、単数で書くべきか
の3つを条件反射的に自分に問いかける癖は必ずつけてください！
次回も引き続き名詞についての理解をより深めていきたいと思います。
素敵な週末をお過ごしください！
Risa Teshigahara
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