こんばんは!はくさん英語塾代表の敕使河原梨沙です。
本日は石川県立高校入試1日目でしたね。受験された皆様お疲れ様でした!
明日も頑張ってください、皆様の夢がかないますように!
今日は英語の“先生”としてお仕事させていただいているなかで、
気づいたことや思ったことをご紹介させていただきます!
突然ですが、みなさまは「現在完了形」について
学校でどのように教わったか、覚えていらっしゃいますか?
have+過去分詞 という文法のルールを覚えている方は多いかもしれませんが、
この時制の持つイメージをクリアに理解されている方は
意外に少ないのでは?と思います。
私自身、学校の英語の授業で初めて現在完了形を学んだ時に、
「過去形と何が違うんだろう」とずっと疑問に思っていたことを覚えています。
とりあえずテスト対策としてSinceやForが出てきたら現在完了…と
無理やり詰め込んで覚えていましたが、
どんな場面で使用するのか…など、具体的なイメージが持てずにいました。
そのままなんとなくうやむやになってしまっていましたが、
大学1年次にニュージーランドの語学学校へ留学した際に、
「現在完了形は時間に幅があるイメージ。
過去のある時点から今に向かって時制が動く」
という説明を聞いて、はじめて納得がいったことを覚えています。
なので、今では現在完了形を説明するときには、
「この人は今はどんな状態?」「この人は今は何してる?」
「今はどこに住んでいる?」
など、現在との繋がりを意識させるような質問を投げかけるようにしています。
そうすることで、過去のある地点から現在に向かって
時制が動く!というイメージが、よりわかりやすくなるからです。
指導の現場では、今の英語教育はどんどん高度なものに、
そしてより実践的なものになっていると、
生徒さんを通じて日々感じていますが、
進級や進学を機に文法事項が複雑になっていき、
「英語嫌い!」となってしまう生徒さんも多いと感じています。
その時に大切なのは、ただ文法のルールだけを覚えさせるのではなく、
難しい事項ほどなるべくかみ砕いて納得できるように説明することです。
数学の公式と同じで、
英文法も暗記の要素が色濃いということは否定しませんが、
学習者が納得のいった形で覚えることは非常に重要です。
なぜなら、あまり理解していないものを
暗記するのはとても難しいことだからです。
また、そのためには指導者が文法事項について、
しっかり落とし込んで理解していることが重要です。
さらに、例えば高校生用の参考書は難しくてよくわからないけれども、
中学生用であればなんとなく理解できる!というときは、
学習者の習熟度に合わせて一度ステップバックして復習することも大切ですよ。
英語が嫌いになってしまう前に!ぜひ一度試してみてくださいね。
それでは、石川県寒い日が続いていますが、どうぞご自愛くださいね。
Risa Teshigahara